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第7回パテ・アン・クルート世界選手権に招待されました

投稿日:2015年10月16日

2015年5月27日(水)に開催された「第1回 プロ向け シャルキュトリコンクール」の優勝者・岡村隆明氏(レストラン・ル・ミロワール シェフ)が、 11月30日にフランス・ドローム県 タン=レルミタージュで行われる、第7回パテ・アン・クルート世界選手権(Championnat du Monde de Pâté-Croûte)に フランスのパテ・アン・クルート協会より招待されました。

当協会の会長、クリストフ・ポコ氏(ルグドゥノム・ブション・リヨネ オーナーシェフ) も今回審査員として参加いたします。

世界選手権の模様や結果については、当協会サイト上でもレポートしてまいります。
日本シャルキュトリ協会を代表して出場される岡村氏のご活躍にどうぞご期待下さい!

◆ 第1回プロ向けシャルキュトリコンクール

優勝者へのディプロム授与(FICT のVOLUT会長と岡村氏)

◆ 授賞式での岡村氏コメント

「今回のパテアンクルートは今まで作ったことがなく、自分の中では60%ぐらいの出来だと思っていたので、優勝できて嬉しいのと同時にびっくりしました。
ウサギを使ったのは、店でウサギを使ったテリーヌを作った時に、ウサギの肉がとてもおいしいと思ったからです。
また、こうしたコンクールに慣れていないので、フランスで開かれたパテアンクルートの世界大会の動画を見て、審査員が何を重要視するかの参考にしました。
そして奇をてらったものでなく、伝統に則ったものがいいのではと思い、パテアンクルートの基本を大切にして作りました。だから見かけもオーソドックスです。
焼き方に関しては、店のオーブンが下火だけのオーブンなので、側面まできちんと火を入れるのが難しかったです。
まだまだ勉強することがいっぱいあるので、これからも頑張ります。」

◆ パテ・アン・クルート世界選手権について

2009年に第1回選手権を開催。本年は7回目。世界チャンピオンを狙い12名が競い合う。
審査員にはフランス料理界の名高いグランシェフや美食家が顔を揃える。
昨年2014年に開催された第6回では、フランス・シャニーの三ツ星レストラン「Maison Lameloise」の河村英幸さんが優勝しています!

・France 2 によるルポルタージュ(フランス語)
http://www.dailymotion.com/video/x2bl0vk_un-japonais-remporte-le-championnat-du-monde-de-pate-en-croute_news
・選手権公式サイト(フランス語)
http://www.championnatdumondepatecroute.com/le_blog/

◆ パテ・アン・クルート(Pâté en Croûte)とは?

シャルキュトリの中でも人気のある冷菜の1つ。
クルート生地とファルス(詰め物)を完璧な状態に焼き上げるテクニックを要するため、製菓技術も問われ難易度が高い。
世界選手権では、基本に忠実でオーソドックスさが重視される。カットした時の美しさはもちろん、第一はやはり味。
作るには大変手間のかかる一品であり、大人数で分けて食べるので、Convivialité(皆で楽しくわいわいする)を象徴するシャルキュトリの代表である。