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2025年12月1日（月）、美食の都リヨンにて、世界が注目するパテ・クルート世界選手権の決勝戦が華やかに幕を開けました。

15年以上の歴史を誇るこのコンクールは、味覚を刺激し、伝統に新たな息吹を吹き込み、美食文化の象徴を輝かせてきました。
パテ・クルート世界選手権は、料理人、パティシエ、シャルキュティエ、肉職人、ケータリング業者、パン職人、レストラン経営者――食の世界を支える多彩な才能が一堂に会する場に成長してきました。

2025年の世界大会決勝は、さらに野心的な構成と国際的な広がりをもって開催されました。決勝戦の審査委員長を務めたのは、スイス・クリシエの名店「レストラン・ド・ラ・オテル・ド・ヴィル***」のフランク・ジョヴァンニーニ氏。世界各地から集結した挑戦者たちは、幾度となく試作を重ね、ミリ単位の調整を繰り返し、完璧を追い求めてきました。
そして、MOF（フランス国家最優秀職人章）受章者やミシュラン星付きシェフ、美食界の巨匠たちからなる審査員団の前で、渾身の作品を披露したのです。

パリ、モントリオール、ローザンヌ、ロンドン、モナコ、コペンハーゲン、メキシコシティ、東京の地区大会を勝ち抜いた16名の精鋭が、リヨンに集い、唯一無二のタイトルを懸けて競い合いました。
そして栄光の頂点に立ったのはフランス地区代表のThibault GONZALES選手でした。

[優勝1er Prix Groupamaおよびエマニュエル・マクロン大統領のご後援を得て]
Thibault GONZALES選手　フランス地区代表L'ESPACE GOURMAND （Thuir）

[準優勝2ème prix/Maison Chapoutier賞]
Jonathan DUDEK選手　フランス地区代表CHARCUTERIE ARNAUD NICOLAS (Paris)

[３位3ème prix]
石本省吾選手　日本地区代表RESTAURANT LE CŒUR (Chiba)

[エレガンス賞Prix de l’élégance]
Nicolas DELAROQUE選手　カナダ/アメリカ地区代表　MAISON NICO (San Francisco)

[テロワール賞Prix du Terroir]
伊藤翔選手 日本地区代表DOMINIQUE BOUCHET -TOKYO （Tokyo）

[リシュリュー賞Prix Richelieu]
Emeline AUBRY 選手フランス地区代表IN PÂTÉ-CROÛTE WE CRUST　(Saint-Maurice-Lès-Charencey)

[最優秀新人賞Prix du Meilleur Espoir]
Arthur DEHAINE 選手カナダ/アメリカ地区代表　THE DINEX GROUPE - DANIEL BOULUD　(New-York)

[コンフレリ―賞Prix de la Confrérie]
Thibault GONZALES選手 フランス地区代表L'ESPACE GOURMAND （Thuir）

優勝を逃しましたが、石本省吾選手　世界第３位、伊藤翔選手　テロワール賞おめでとうございます！！
本年度の世界大会決勝において日本代表選手は持てる力のすべてを注ぎ、堂々たる戦いぶりを示しましたもののフランス勢の技量と完成度が一段と高かったようでした。
しかしながら国際舞台における日本の存在感を引き続き高めることに貢献いただきました！
(撮影：© Natsuno Katori)

提供：Championnat du Monde de Pâté-Croûte